うちではよくドラッグストアに行くのですが、新聞に大きめの折り込み広告が入ってきます。
スーパーなどの広告は新聞に入れた他にシュフーなどの広告サイトにも出稿し、さらに自社のサイトにもチラシを掲載しています。しかしドラッグストアの広告はシュフーから撤去され、自社サイトにも数年前から掲載しなくなりました。
これはなぜなのでしょうか。少し考えてみました。
以前、中国人が爆買いするアイテムの一つに「アネッサ」という日焼け止めがありました。これは日本で例えば1000円で仕入れると現地で1500~2000円ぐらいで売れる商品だったのです。そのため中国人の買い占めが薬局で起こるようになりました。医薬品・化粧品の他にも「フルグラ」というシリアルなども買い占めが行われ、少し安めの値段でネット通販に並ぶとあっという間に売り切れる現象が起こりました。
この買い占めを行っているのは日本に住む中国人が大多数であり、たまに日本人が中国人の仲買に買い取らせるケースもあったようです。中国人は日本の新聞はとりませんがインターネットでチラシを自由に見ることが出来ます。このためドラッグストアではネット上の広告を出さなくなったものと思われます。ネット上に出すと在日中国人が来て根こそぎ買っていってしまうのです。在日中国人は金にならないものは買いませんから客寄せの広告の意味は無くなってしまいます。広告品が必ず売り切れている店に行く日本人も減る理屈です。
現在もこのアネッサですとか人気の化粧品を買取る店は東京に点在しています。いずれも中国資本の店です。この爆買いの仕組みを現地から行えるのが越境ECのシステムだということです。ただし越境ECのシステムを使った輸入は関税がかかります。そして現在の中国の状況というのはよろしくありません。それを差し引いても莫大な利益が出る(と思われる)のが越境ECを使った輸出入なのです。
私的にはHAMEEはブランジスタのように上に突き抜けまくった動きをすると考えていたのですが多少目論見が外れました。おそらく多くの日本人はなぜ越境ECが儲かるのかわからないと思われます。誰もが有望だと思える業態でないと株価ってのは上がらないんですよね。もう少し時間が必要なようです。
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