2016年6月22日水曜日

参院選公示

参院選が公示されました。
高卒大卒就職率の向上、平均賃金の向上などアベノミクスの好影響を訴える自民公明と、憲法問題・景気の後退・アベノミクスの失敗を指摘する野党との戦いです。

私的には世間で言われているほど民進(=民主)やその他野党についてひどいイメージを持っていなかったのですが、先日 民進・岡田代表が公約として掲げた内容を見て、絶対に民進に投票することはできない、と思ってしまいました。

民進公約要旨【16参院選】

金融所得課税を5%引き上げ

株取引で得た利益もこれに含まれます。現行20%も取られる税が25%にアップ。
これでどのような変化が出るかというと、
・初心者の投資家が減る。投資に興味を持っていた人のハードルが上がる。投資家の増加を抑える
・投資で利益を得ることが難しくなるので投資家が減る。結果的に金融所得課税の額も減る
・投資家が減るので企業の経済活動にブレーキがかかる。株の発行益が減る。企業の成長が鈍化する。真綿でクビを締めるような景気後退が始まる
・現状低賃金、低所得で他の方法でなんとか豊かになろうとしている人の足を引っ張る
・税が上がるので消費も当然減る。長い目で見ると不景気を招く

苦労をしたことがない人が、苦労している人を完全に無視した税制の改悪だと思います。
そもそも税を上げるというのは誰でも考えつく下策中の下策で、これを簡単に言い出す政治家で有能な人はいません
かつて田中角栄は自動車関連税をたくさん設置したので有名ですが、この人は自動車のための道路を整備したり、交通インフラを整備するためにこれらの税を作りました。

『道路特定財源』

民進は投資家にどんな環境を整えてくれるんでしょうか?5%税率をアップするなら損をしている人へ5%補てんでもしてくれるんでしょうか?ただお金が欲しいからカツアゲしやすい人からカツアゲするのでしょうか?それとも大多数の「自分からは動きたくもないしリスクも取りたくないけど、高いレベルの福祉が欲しい」人たちの機嫌を取るために、リスクを取って自分からお金を稼ごうとしている人たちを迫害するのでしょうか?

岡田氏って公務員と政治家しかやったことがない人で、おそらく民間の苦労とか全然理解できてないんじゃないかと。
大金持ちのボンボンがお小遣いをもらって学生時代を過ごし、公務員になり税金で国民から生活費をもらい、政治家になって税金でご飯を食べているわけです。なるほど税金を安易に上げたくなる人生ですよね。なんら生産的な仕事をやってませんからね。

私は、大塚家具の株主総会で、株主が絞り出すような声で言っていた内容を思い出しました。

「私としましては、久美子社長のやり方に賛成というわけではありません。しかし、勝久会長と比較すると久美子社長のほうがまだましだと思います。苦渋の決断で久美子社長を選ぶしか手段がない状態です。」

今の日本を見ているような話ですね。ほかに選択肢がないから自民公明を選ばざるを得ないんです。民進さんもっとしっかりしてもらえませんか?

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