セブン銀行の株価がこのところずずいと下がっています。
年初525円あった株価が今や350円以下。
ちまたでは下落の原因は何だろうという話で、5月15日頃起きた海外窃盗団の偽造カード事件が影響しているのではないかという噂が立っています。しかしセブン銀行の下落は4月末~5月頭のゴールデンウィーク付近から始まっており、これは少し違う気がします。
確かにチャートを見ると5/15あたりに少し窓が開いていますが、実際はセブン銀行で偽造カードが使われた際に、異常を察したATMがキャッシングをさせないで警察に自動通報したことが事件を発覚に導いています。ATMによっては引き出されてしまったケースもあるようですが、カード自体を飲み込んで回収したATMもあり、また保険の関係で金銭的な被害はないとされています。
セブン銀行は国外旅行者のために海外発行のクレジットカードからのキャッシングにも対応しており、顧客重視の考え方がアダになったとも言えます。
株価ですが、5月頭から下落したということであればマイナス金利政策は関係ないです。私はこの下落はセブン銀行の創業者でもあるセブンHDの鈴木会長が退任したことにあると思っています。4月頭から退任の話はありましたが、その話が決定的になったこの時期に海外投資家が放り投げたのではないでしょうか。
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