よくこの会社について言われる「ブルーオーシャン」という表現ですが、実はコンビニ銀行というのはそれほどブルーオーシャンな業界ではなかったのです。
ファミマはE-netという独自のATMネットワークを持っており、手数料や提携の体系もセブン銀行に酷似していてもろに競合です。ローソンATMネットワークという会社も同様の形態です。
ただ前面にファミマ銀行・ローソン銀行という名前が出てくるか否か。そしてATM提携料(銀行向け手数料)のディスカウント合戦が始まるかどうか。そのへんの問題しか無いと思います。もともとある程度は競争してるのに新たに泥沼になるかと言ったらそれはないと思います。
ファミマやローソンも馬鹿じゃないですから、提携料のディスカウント合戦なんかやっても自分のクビを締めるだけというのはわかっています。あとは客がセブンに行きたいのかファミマなのかローソンなのかの違いでしょう。つまり個々のコンビニの魅力の問題になってきます。
ファミマがゆうちょと提携して、都市部のいくつかのATMをゆうちょATMにしている事実がありますが、ある程度これは集客に寄与していると思います。私の例で言うと、秋葉原に用事があってそれを済ませたあと出金が必要になり、ゆうちょATM無いかな-とスマホで検索すると、最寄りがファミマだったことがありました。
こういう人は嫌でもファミマに入ることになります。私はファミマでは用事がないので出金だけしたらそのまま出てきますが。
何か買い物があれば安いスーパーで済ませますし。ゆうちょを使っている層というのはそういう人が多いと思います。ファミマじゃなきゃ駄目な商品というのが私にとっては無いのです。あえていうならファミマのアメリカンドッグは美味しいと思いますがそれだけです。
ローソンならドコモポイントをローソンお試しに使うぐらいのものでしょう。
セブンは他2社に惣菜や独自商品の点で大きな差を付けてますのでその意味ではかなりのアドバンテージです。
11月4日の中間決算が、セブン銀行の前途に何の問題も無いことを証明してくれるでしょう。
もう下値に誘導しようとしても枚数をたくさん買いたい配当狙いの人たちの餌食になるだけだと思います。
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