2016年10月6日木曜日

ボーラック一つください・・・

セブン銀行(8410)がボーラックしました。


昨日の夜ニュースがありまして、ローソンがUFJと組んで銀行を新しく始めるという話が出ていました。嫌な予感がしたのですが、為替も日経も上げていたのでたぶんセブン銀(8410)が値を下げるとしても、相殺されてプラマイゼロぐらいだと思っていたのです。

ところが12円ぐらい下げてきました。
ここは値段が安い(300円強)ので12円下げたら4%ぐらいの下げということになります。
おそらく為替や日経の上げ分を考慮したら5%以上下げた計算になるでしょう。

しかし5月ぐらいからセブン銀がなぜ機関の空売り被害にあっているのかわかった気がしました。

・ファミマのゆうちょATM設置(これは都内の一部で昨夏ぐらいからすでに設置されていましたが、いずれ全部ゆうちょATMにするようです)

・ローソン銀行の設立

この2つが原因なのでしょう。

ファミマがゆうちょとの提携・ATMの入れ替えを発表したのが4月の頭です。
ローソンはゆうちょATM誘致に失敗し、次の手を打って来たものと思われます。

厳密にはインサイダー情報ではなく、同業他社に影響を与える程度の情報なので、「ローソン銀行設立」の情報は、三菱東京UFJを通して空売り機関に話が行ったかもしれません。

ファミマのゆうちょATM設置は、セブン銀というよりもセブンイレブンへの打撃がある程度あります。

そしてローソン銀行の方はセブン銀行に影響します。これからどんな業務をやるかによって変わってきますが。ローソン銀行が本格的にセブン銀と競業するなら、どう転んでもセブン銀の方が有利でしょう。2018年(予定)の業務開始の前に地銀との提携を固め、後発にスキを与えなければ良いのです。圧倒的な設置数とセブン、ヨーカドー、ベニマル、ヨークマート、その他提携スポットなどのグループによるアドバンテージがありますし。

取りあえずかなり先の話で、ローソンがリスクを取ってまともにぶつかってくるのか、現状でそこまではわかりません。なのでそこまで値下がりするような材料ではなかったはずですが。
空売り機関とその威を借る狐が、どんな材料でもいいから値を下げようと動いた結果なのではないでしょうか。

とりあえず意味の分からない下げという疑問は払拭され、あとは「出尽くし」で元の値に戻ることを期待します。なにせ現在のセブン銀行にはまったく業績に問題がないのですから。

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