2016年10月12日水曜日

8410 セブン銀行が暴落したワケ

セブン銀行(8410)の10/7時点の信用残を見ると、

信用買残 15,380,500株(10/07)前週比 +3,135,300株(10/07)
信用売残 2,841,200株(10/07)前週比 +333,100株(10/07)
貸借倍率 5.41倍(10/07)

で売りも買いも増えています。個人の購入意欲は衰えていません。

セブン銀行の大株主

セブン銀行の株式は、2016/3/31現在でステート・ストリート信託銀が5%近くを持っていたのですが、これは誰かが匿名で預けている先になります。

5%ルール大量保有報告書 セブン銀行(8410)-FMR LLC(USA)保有株処分

変更報告書NO.5

2016年09月27日<フィデリティ・インベストメンツ>FMR LLC(USA)という会社が、大量保有報告書の変更届(報告義務消失)を出しています。(9月15日時点の変更)

【発行会社:セブン銀行(8410)
提出者:FMR LLC(USA)
48,373,297株 5.55%→4.06%

保有目的:顧客の財産を信託証書および契約等に基づき運用するために保有。しかしながら、当該保有証券の名義人は弊社ではなく、顧客の選択した銀行(カストディアンバンク)等になります。】


多分ステート・ストリート信託銀を名義人にしていた会社はここでしょう。というかここしか考えられません。

ではメリルリンチに貸株をしているのはどこでしょう。

可能性としては2位のステート・ストリート、5位の日本トラスティサービス信託銀行、6位の日本マスタートラスト信託銀行が考えられます。

四季報大口株主で見かけるトラスト銀行とは

このうち5位6位はGPIF(年金)などが好んで使う信託口です。そうなると貸株をしているのは2位のステート・ストリート(=フィディリティ投信)ということになります。


この会社はメリルリンチに貸株をして大量の空売りをされ、株価が下がったので売り払ったようです。
ちょっと○○過ぎるのではないかと思います。(自主規制)
個人投資家は売って下で買い直していますから保有率はあまり変わってないと思います。いやむしろ増えているかも。

株価が下がったのはメリルの仕掛け(5月頭から始まる1番底)、さらに下がったのはフィディリティの売却のため(9月7日から始まる2番底)だと思います。
もうフィディリティの保有率は3%切っているのではないかと思います。そうするとメリルの株の借り先はもうないはずです。

フィディリティを通してステートストリートを名義人にしていた株主は誰だったのでしょうか。メリルリンチそのもの?そんな馬鹿な・・・

(この記事はすべて私見によります。)

0 件のコメント:

コメントを投稿