実際のツイートは別の方のもので、彼女は引用しただけです。
「日銀の買い」副作用— エンヤン (@youkao22) 2016年8月12日
企業実力と株価 かい離懸念 pic.twitter.com/HZXOGnsTQF
日経新聞の記事の中でこう書かれています
日銀は7月29日、上場投資信託(ETF)の買い入れ額を年6兆円に倍増すると決めた。購入の過半は日経平均に連動したETFとみられる。指数を構成する225銘柄に資金が向かいやすい。
一種の官製相場から恩恵を受けようと、「今週に入って海外の短期筋も『日銀トレード』に精を出すようになった」。大手証券の幹部は証言する。日銀トレードは日経平均を買い持つ一方、TOPIXを売り建てるポジションを指す。
何か読んでいてヘンだと思いました。日銀は日経平均連動型のETFだけではなく、実際はTOPIX連動型のETFを購入しているはずです。私が好んで購入する4810セブン銀行などは、日経225には採用されていない東証1部銘柄ですが、日銀が介入した日の午後には普通に上げる動きをします。同時に日経225に採用されている3つのメガバンクとほとんど同様の値動きになります。
もし「日経225を買いながら、TOPIXを売るポジション」ならば、メガバンクと他の東1銘柄都銀等は逆の動きをしなければなりません(りそな・静岡銀・千葉銀などの日経225銘柄を除く)。
日経の記者は実際に株取引をしながらこの記事を書いているのでしょうか。(おそらく日経新聞内規で株取引をしないよう厳しく取り締まられていると思いますが)
SBI証券が去年の12月に出した日銀ETFの買い入れデータがあります。
日銀は、東証株価指数(TOPIX)、日経平均株価(日経225)またはJPX日経インデックス400(JPX日経400)の3つの指数に連動するETFを対象として、それぞれの市場残高に比例して買入れを行っています。
12/22終値ベースで、指数ごとのETFの時価総額は、下記の通りです。
東証株価指数(TOPIX) 約6兆601億円
日経平均株価(日経225) 約7兆4,296億円
JPX日経インデックス400(JPX日経400) 約5,202億円
12/22終値ベースで、指数ごとのETFの時価総額は、下記の通りです。
東証株価指数(TOPIX) 約6兆601億円
日経平均株価(日経225) 約7兆4,296億円
JPX日経インデックス400(JPX日経400) 約5,202億円
日銀が購入しているのは3指数(TOPIX、日経225、JPX400)。そのほとんどがTOPIXと日経225のはず。たしかに日経225銘柄はTOPIXにダブる部分もありますから日経225銘柄は「2倍近く上がる」偏重はあるでしょうが、TOPIXを売建る動きは自殺行為のような気がするのですが・・・
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