2016年8月10日水曜日

日経新聞の記事


日銀ETF購入、市場は「午前買い午後売り」


日銀の動きが分かれば怖くない。こんな思いを胸に抱く市場参加者は多い。10日の株式市場では日銀が株価指数連動型上場投資信託(ETF)を707億円買い入れるとの思惑が浮上し、「売り手が引いて相場の底堅さにつながった」(国内証券)。だが、それだけではない。

(以下はリンク先を御覧ください)

ご存知の通り日銀は株式市場に介入を行っており、ETF買いという形で株価上昇を狙っています。

指数連動型上場投資信託受益権(ETF)および不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入結果

(XLS形式の中身は~当日までの買い入れ結果です)


日によって多くの資金が投入されたり(707億)、少なかったり(12億)するのですが、この額の増減を決めるトリガーがあるようです。

これと投入タイミングがある程度わかれば、投資家は安くなっている時に買い高くなっている時に売るタイミングを見極める事ができます。影響が大きい銘柄や、日経レバレッジそのものは大きな恩恵を受けます。

前場での値動きが下に向かっていたら(初値より前場終値が低かったら)後場に投入する、といわれていますが、実際にデータを見てみるとそんなに単純ではないことがわかります。


前日終値から当日初値がガクンと下がっていると、前場の動きが上向きでも大きな介入があったり、ルールは結構複雑です。知りたいのは300億~700億と大きく投入される条件・そしてそのタイミングです。

本日、ブルームバーグから「8/10、日銀は707億ETF投入を行ったのではないか?」というニュースが報じられました。上の日銀買入結果サイトを今日の夜頃に見れば正しい結果が判明しますが、日経平均のチャートは以下のようになっています。


つまり今日は上向きの相場でしたが昨日終値から通算するとマイナスです。ETF買入が行われた(と思われる)後にまた初値ぐらいまで平均値を下げています。


どうも買った分HFや投資家にそのまま売られているような気がするのですが・・・もう少し投入タイミングにバリエーションをもたせるか、読まれない方法を考えたほうが良いかもしれませんね。でないとそのまんま外国人が日本の税を持ち逃げしているような感じになります。

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