2016年11月2日水曜日

セブン銀行(8410)が暴落した理由(その2)

世間ではアップルペイというキャッシュレスな技術が流行しているようです。(10月25日から)
iphone7にクレジットカードを紐づけたり、電子マネーを紐づけたりして支払いができるようですが。

結局これのせいでまた現金を扱うセブン銀行ATMにしわ寄せがいくのではないか、という懸念ですね。それで東証2部のフライトHDなどがストップ高になった反面、セブン銀行は割を食ったわけです。

ではアップルペイは定着するんでしょうか?
最初(もう始まってますが)かなり話題にはなると思います。
というのも、アップルペイに紐づけたカードによってキャッシュバックキャンペーンが行われているからです。

http://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/applepay-01/

ソフトバンクカードの Apple Pay 登録で、最大5,000円分プレゼント

http://www.jcb.co.jp/campaign/apple-pay_2016.html

Apple Payを使ってもれなく10%キャッシュバックキャンペーン

ソフトバンクなどは、スタートダッシュでニンジンをぶら下げるのが好きなのですが持続力に欠け、1年後は何事もなかったかのようになるでしょう。他も一緒だと思いますが。

このほかにも割といろんなカードでキャッシュバックをやっています。例えばAU WALLETを紐づけると200円キャッシュバックとか。

このAU WALLETプリペイドカードは、かつてAUのスマホや携帯を買うときに一緒に登録すると、ここにいくらかキャッシュバック金額をチャージしてくれるので有名でした。それこそ数万とか。

ですから私などはWALLETカードを、ありがたく何度も使わせていただいた記憶があります。

では今も使っているのかというと決してそんなことはありません。

私が今使っているのはセブン銀行カードでもAU WALLETでもなくて住信SBIのデビットカードです。

これもクレカが使えるところでしか使えません。普段私が使うナショナルブランド(有名メーカー日用品)を安く売る店では使えないのです。

クレカやデビットを利用可能にしている店は、商品の3~7%の手数料をVISAやMASTERと言ったクレジット業者に払っているのです。

結局現金を下ろして使うことになります。でもそれでいいのです。販売店はその分安くできるのですから。


(例を挙げるとオーケーストア・・・カード使えますが3%相当の値引きがなくなります。トライアル・・・カードは使えません。タイヨー・・・北関東のローカルスーパーです。カード使用不可。どれも魅力的かつ良心的な店です!)

人はその時々で一番使いやすく足かせがなく、恩恵があるものを選んで使います。その一番手がキャッシュであり、割高であることを承知の上ならクレカ、デビットで良いでしょう。

私は公共料金を支払うときに、セブンイレブンでnanacoを使って支払っていたことがあります。
これは楽天銀行からnanacoにチャージするときに楽天側にポイントが付くからです。

おさいふケータイを使ったのは後にも先にもこれっきりです。理由は得するから。(今後、この楽天経由のポイントは廃止されることになりました。)

おさいふケータイ(電子マネー)はチャージが面倒です。クレカやデビットの紐づけが必須でしょう。

結局クレカやデビットの使用に抵抗の無い人が、カードの代替で使うのが関の山です。

クレカを使うのを極端に嫌がる人は大勢います。私の親などはまさにこれで、カードを所持しているのに結局使わず、年会費が発生する前のタイミングで解約してしまいます。

年寄りのほうがクレカ利用率が高いと言いますが、保守的な人ほど”借金”であるクレカの利用はしないようです。

株取引も現物でやっているうちはいいですが、信用をやり始めると破滅の第一歩です。証券会社の営業さんの話を聞くと、「信用取り引きをやっている人は99%が消えていく」と言います。

日本人は本能的にクレカというワナへの嫌悪感を持っているのでしょう。それ故に現金信仰が強いのかもしれません。


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