2016年1月2日土曜日

現物株を信用の担保として使わないほうがいい

おそらく相場投資をやってるほとんどの人は100万~それ以上の資金で回していると思います。
ワタシも最初はそのぐらいの資産があったはずなのですが今年8月の暴落でかなりいかれてしまいました。

ワタシが信用口座を持ってる証券会社は1社でここがメイン、他にいくつかの証券会社の現物口座で回しています。
そういった運用をしていると、メインに50万入れていても今年8月のような暴落劇があると困ったことが起きます。

お金を遊ばせておくともったいないので(実はこれが間違いなのですが)、メイン口座の資金は現物株を買っています。
これを担保にして信用で株を買うのですが、現物株の担保価値と言うのは現金を入れておくよりも低いのです。
(証券会社によって違うかもしれませんが現金に比べて70%ぐらいの価値しか見てくれません)
買った株の銘柄は3656 Klabです。これは例年なら春~夏に上がり秋~冬は底値になる株なのですが。

2015年8月に中国でのバブル崩壊があり一気に中国の景気が冷えました。
中国政府が特定銘柄の売り注文を禁止するなど、普通ではありえないような措置をとったぐらいです。
(普通ではありませんが、過去に日本や米国でもこういう措置を取ったことがあるようですね。)
この影響で別に悪い材料がなかった3656も一気に下がりました。

「銘柄自体に悪材料がない場合、外からの事情で下がった株はまた元に戻る」ことが多いので
ワタシは3656を持ち続けました。しかし3656が元の2000円付近の価格に戻ることはありませんでした。

これ自体は良いのですが問題は現物株で信用枠を維持している点です。
50万入れておけば良い、と思っていた口座の価値はすでに30万程度しかありません。
しかも株価の7掛け程度だともう信用口座を維持する30万すら入っていない計算になります。
このため「追証」が発生して強制的に信用で持っているポジションを手放さなければならなくなりました。
このように信用はギリギリでやるとろくなことがないのです。
むしろ信用はいざというときのヘッジとして取っておいて現物だけで勝負するのが理想だと思います。





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