2016年1月14日木曜日

日本のショッピングサイトが使いづらい件

私はよくアマゾンなどのショッピングサイトを利用するのですが、アマゾンはとても上手に設計されているなと思います。逆に楽天などは肝心な商品にたどり着くまでに時間がかかってうんざりします。

いろんな業者が集まって出来ているモール形式なので、自分たちの商品を売り込もうと、関連性の低い商品にまで人気のある品種のタグをつけ検索でかかるようにしているのです。これをやられると最も条件の良い商品を探しだすのにとても苦労します。途中で検索を諦めショッピングをやめてしまうことすらあります。楽天などのネットモールでは商品カテゴリの設定をただ1個だけに限定し、タグは廃止すべきだと思います。(可能なはずです、アマゾンのマーケットプレイスでは実現出来ているのですから)

いざお目当ての商品に辿り着いたとしても、該当ショップ内の別の商品の紹介が延々と続き、なかなか商品購入の画面まで辿りつけません。ここでまたうんざりします。確かに広告効果はあるでしょうが、ベタベタと貼られた興味がない小物の広告を見るために時間を拘束されるのはいかがなものかと。

アマゾンでは逆に1つの商品を検索した場合、すぐに価格と性能、レビューが簡単に参照できて、同業他社の類似商品や関連商品などのリンクをつけ、きちんと価格や性能比較が容易になるように工夫しています。

欲しい商品があり営業マンを呼び説明をさせた時、片や欲しくもない商品を延々と見せられなかなか本筋の商品を見せない。片や欲しい商品をすんなりと見せ類似の商品を比較対象として提案してくる。あなたならどちらの会社の営業マンと取引したいと思うでしょうか。

さてこんなことを書いていますが、個人的にこのところヤフーショッピングを使う機会が増えました。ソフトバンクのスマホを購入するといろいろなTポイントでの還元をいただくチャンスが増えるのです。例えばスマホを購入して数万ポイント付与、友人を紹介して数万ポイント付与と続くと、ネットでの買い物は嫌でもヤフーショッピングを使わざるを得なくなります。

少し前ならウェルシアでの買い物でお得な日があり、Tポイントの消費はこれ一択だったのですがこのところのヤフーショッピングの還元祭りで状況はガラリと変わりました。

ヤフーショッピングは定期的にポイントバックやゾロ目キャンペーン、その他のクーポン配布のイベントがあり、うまく使っていくとなかなかポイントが減らない状況が続いたりします。恐ろしい世の中になってきましたね。ただやはりヤフーショッピングも楽天と同様にモール形式の悲しさ、楽天程ではないにしろ検索がお粗末なのでここは改善点だと思います。そしてネックになるのはやはり送料ですね。送料無料にこだわるユーザーは相当数いると思います。ここでもアマゾンの絶対的強みは変わりません。

送料無料、検索のしやすさ、サイトの見やすさ、この3点において国内のショッピングサイトはアマゾンにかなりの差をつけられています。価格も大抵アマゾンのほうが安いのです。もはやポイントでの囲い込みでしか国内ショッピングサイトの生きる道はないのでしょうか。

2016年1月6日水曜日

現政権のやっていること

このところ総務省と高市早苗議員が激しく仕事をしているようです。
携帯の販売方法に介入したり、各社のポイントカードをマイナンバーカードに組み入れる試みなど、「本当に資本主義の国だっけこの国」と思うような仕事の仕方だと思います。
個人的には越権行為だと思うんですがね。はっきりと自由を奪っていますね。

国が消費税を10%にするのは借金漬けの日本を救うためにはある意味仕方ないことなのですが、なぜ国が借金漬けになったかというと、現政権の自民が高度成長期に国民の支持を絶対にするために、金をばらまき過ぎたのが原因だと思っています。要するに今まで年金の額が異様に多すぎたのです。そして下げるわけにいかないのでその水準でずっときてしまったからだと思います。国民年金だけで来た人はギリギリ生活できるレベルの額しかもらってないですが、成長期に会社員やって厚生年金払っていた人は月50万とか平気で入ってきますからね。まあこれは政治の話なのでこのぐらいにしておきますが。

問題なのは消費税の10%レベルを投資で得ようと思ったら相当上手でないと無理ということです。年10%の利益を出せる人は本当に上手い人だと思います。ただ消費税というのは消費にかかる税なので、消費を抑えればこれは安く済みます。大人一人で大体200万ぐらいあれば1年慎ましく暮らす消費額には足りるのではないでしょうか。
200万の10%である20万が消費税の大まかな額だ、5%からの値上がりなら10万、8%からなら4万だと無理やり自分に言い聞かせて自分を納得させています。

1000万の種で年10%の利を出せる人なら100万の利益があるわけですよね。ただ単に消費税の10%と投資利益の10%とはえらい違いなわけです。

塩漬け

ネットの海で株の調べ物をしているといろいろ面白いことに気づきます。
その中でもいわゆる損切りについては真っ二つの意見、「損切りは絶対すべきである」「損切りはする必要はない」という両極端に別れます。

ほとんどの方は損切りすべきという意見で、損切りしなくていいというのは少数です。
損切りしなくていい派は現物取引メインで配当狙い・中長期保持タイプで、絶対損切派は信用も使いデイトレ・スイングを主にやっている方だと思います。
もともと長期保持の方は、本来もっと株価が上がっても良いと判断した銘柄を低価格の内に仕入れるので、下がってもたかが知れています。
短期で勝負をかける方は常に資金を有効に使うことを考えており、資金が拘束されたまま含み損を持ち続けることは時間と機会の損失だと考えるようです。

特にシステムトレードをやっている方は、明確な損切りラインを設定しているはずで、それが資金管理=生き残る方法として最低限かつ最重要な株取引のスキルと考えています。
ところが多くの場合、例えば買いポジションを持って暴落してしまった時、損切りせずに持っていたら値が回復するというのを経験するのです。データでもこれは実証されています。はっきりと「株取引は辛抱のゲームだ」と公言する人もいます。たいていは塩漬けにしていれば値が戻るからです。

問題なのはごく一部、値がさがったままずっと過ぎてしまうような銘柄です。ガンホー(3765)などはこの典型で、2年前には800円をつけていたのにその後300円付近でずっと浮上していません。800円で買った人は大損しているはずです。いわゆる株の指標であるPERなどを見ても相当な割安株で、スマホゲームとしてずっとセールスランク首位を保持しているパズドラの会社なのにこの状態なのです。この会社の他ゲームのリリース状況を見ても「悪くはないゲーム」を作っています。これを見ると怖くて塩漬けなどできなくなりますよね。このゲーム業界というのは普通の業界とは値動きがだいぶ違うようです。

ただ損切り肯定派・否定派どちらにしても、「自分の中のルールから明確にはずれた銘柄になった」と判断した時はみなさん株を手放すようです。ガンホーの場合は、経営者がパズドラの成功にあぐらをかいて真摯に良いゲームを作る姿勢を持たなくなった、という評価があるようです。この辺りがルールから外れる要素なのかもしれませんね。

2016年1月2日土曜日

トレダビ

K-ZONEがトレダビという仮想トレーディングのゲームを提供しています。これは実際には1円も使わずに東証などの日本の相場に連携した仮想取引ができるゲームであり、現実の株取引の一応のトレーニングになります。

パンローリングから出ている株本などを見ていると、仮想トレーディングはまったく役に立たない、という評価をしています。しかしワタシは半分これは当たりで半分は間違っていると思います。

確かに極限状態での取引の経験値としては現実の取引に遠く及ばないとしても、値動きの勉強にはなるからです。

ただ、このトレダビも発注から約定までのタイムラグが20分ほどあるので、いわゆるスキャルピングの練習には全くなりませんし、急騰急落時の素早い対応の練習にもなりません。スイング・中期のトレーニングとして使う分には十分すぎるような環境だと思います。

さらに他の「儲けているプレイヤー」がどのような銘柄を場の前に買っているのか、そういう情報も「注目銘柄」としてメール配信されて、実際にその銘柄が高騰したりすることも多いので情報源としても使えます。

株を少数持つことのメリット

この頃ミニ株、ワン株と言うような端数の株を持とうかと考えています。この類の取引はたしかにザラ場(相場が開いている間)には売り買いできないので不便と言えば不便なのですが、株を保有していることによってダイレクトにその銘柄の上げ下げを体感できるからです。

普通、監視リストに入れておいても、人間のサガとして自己保有していない株は後回しになり、結局どんな動きをしているかわからないままで追いかけきれないものです。
しかし端数とは言え株を保有していれば、多少なりとも意識がその銘柄に集中し、自分向きの会社なのかどうかと言うのがわかってくると思います。

このところ考えるのは、株取引というのは経験が一番モノを言うのだなということです。短期で経験を身につけるには少額で実際に取引することではないかと思います。少額ならば被害も少なく正常な判断をし易いものです。そしてそれにはミニ株のようなものが適していると考えます。ただ、スキャルピングやデイトレのようにスパンが短い取引には全然経験値になりませんけどね・・・

株関連で最初に読んだ本

確か「株の教科書」と言う本を最初に読んだ気がします。実際に株取引をやろう!と決めてから最初に読んだ本は立花義正さんの「あなたも株のプロになれる」と言う本でした。
これは林輝太郎関連本で、厳密には林研究所で使っているうねり取りとは違うのですが、1~2の銘柄に絞って株のうねりを取る手法は同じになります。

普通、多くの人が株を買うときは上がりトレンドの時で、実際この方が勝率は高いそうです。ところが立花さんが推奨するやり方は下がりトレンドでこれから上がるだろうという押し目で購入するやり方です。
買うときにまず最小の単位で買い、もっと下がった場合はだんだんと買う枚数を増やしていきます。

1000円から下がって500円になった時に1枚買い、もっと下がって450円になったら2枚買い、400円になったら3枚買うと言うやり方です。人によっては「ただのナンピンじゃん」と言うのですが微妙に違いますね。
最初から下がっても想定内という目線なのです。あまりにもひどい下がり方なら途中で撤退します。そのため最初は被害に入らないような少ない額しか投資しません。

彼は一つの銘柄のチャートを1日単位で数年分グラフ用紙に書き写すと言っていました。それをやることによってその銘柄のクセというか動き方、うねりが分かるようになるそうです。

これは今やったらどうなんでしょうか。バブル期のようなどの銘柄も買えば上がるという相場なら確実に儲かると思います。今は下がったらそのまま下のほうで横ばいになる銘柄があまりに多いのですべての銘柄に対応できるとは思いません。

やはり年中上がったり下がったりしていて法則性があり、それでいて暴落するようなことがない銘柄を見つける必要があります。そのためにはやはりチャートを書き写してその銘柄の動きをとことんまで頭に入れ、分析しないといけないのだろうなと思います。

現物株を信用の担保として使わないほうがいい

おそらく相場投資をやってるほとんどの人は100万~それ以上の資金で回していると思います。
ワタシも最初はそのぐらいの資産があったはずなのですが今年8月の暴落でかなりいかれてしまいました。

ワタシが信用口座を持ってる証券会社は1社でここがメイン、他にいくつかの証券会社の現物口座で回しています。
そういった運用をしていると、メインに50万入れていても今年8月のような暴落劇があると困ったことが起きます。

お金を遊ばせておくともったいないので(実はこれが間違いなのですが)、メイン口座の資金は現物株を買っています。
これを担保にして信用で株を買うのですが、現物株の担保価値と言うのは現金を入れておくよりも低いのです。
(証券会社によって違うかもしれませんが現金に比べて70%ぐらいの価値しか見てくれません)
買った株の銘柄は3656 Klabです。これは例年なら春~夏に上がり秋~冬は底値になる株なのですが。

2015年8月に中国でのバブル崩壊があり一気に中国の景気が冷えました。
中国政府が特定銘柄の売り注文を禁止するなど、普通ではありえないような措置をとったぐらいです。
(普通ではありませんが、過去に日本や米国でもこういう措置を取ったことがあるようですね。)
この影響で別に悪い材料がなかった3656も一気に下がりました。

「銘柄自体に悪材料がない場合、外からの事情で下がった株はまた元に戻る」ことが多いので
ワタシは3656を持ち続けました。しかし3656が元の2000円付近の価格に戻ることはありませんでした。

これ自体は良いのですが問題は現物株で信用枠を維持している点です。
50万入れておけば良い、と思っていた口座の価値はすでに30万程度しかありません。
しかも株価の7掛け程度だともう信用口座を維持する30万すら入っていない計算になります。
このため「追証」が発生して強制的に信用で持っているポジションを手放さなければならなくなりました。
このように信用はギリギリでやるとろくなことがないのです。
むしろ信用はいざというときのヘッジとして取っておいて現物だけで勝負するのが理想だと思います。