2015年12月30日水曜日

だまし上げ(だまし下げ)

株でもFXでもそうなのですが、大きなイベントがあると相場が異様に高騰したり急落したりします。
何か要人が発表をした時などもそうなのですが、一度逆方向に相場が動いてから急激にまた逆に
値が動くことがあります。
これはだまし上げ(下げ)というか、損切りラインを置いている人の振り落としなのではないだろうか?と思ってしまいます。

損切りが非常に大事というのは私は嫌というほど思い知らされました。
多くの人も同じように損切りラインを置いていてそれを逆指値という形で発注している場合が多いでしょう。
しかし一度逆方向に大きく相場が動いてしまうと、この損切りの逆指値が発動してポジションを整理してしまいます。
予想していた方向に相場が動いているのに、強制的に売られてしまうのは非常に悔しい思いをしますよね。
まあつきっきりでチャートを見ていて底だと思った瞬間に発注をかけるのがいいのかもしれません。

2015年12月29日火曜日

なぜ大手銀行は機関投資家に株を貸すのか

株をやっていると不思議に思うことがあります。
たとえばドイツ銀行などは、機関投資家たちに自前の持ち株を貸します。
借りた機関はものすごい売りをかましてくるのです。
こうなると株価は急落します。
株価は急落するので当然株の価値が下がります。

貸した銀行は損するじゃないのと思いますよね。
でも実際は貸株代をもらっているので利益は出ています。
自分たちが貸さなければ、機関はよそで借りて同じことをやるに決まっています。
結局株価は下がるのです。
そして貸株代も入ってきません。
機関は一時的に売っているだけで、最後は買い戻しますからその分だけは株価は戻ります。
結局貸した側は貸株代だけ儲かっている計算になります。

しかし本当はそうじゃないんですよね。
空売りすると一般のホルダーも逃げ出しますからかなり株価は下がります。
機関が買い戻しても元の値段まで戻るとは限らないんですよね。
怖い思いをした一般投資家は、その銘柄を二度と買わなくなるかもしれません。
機関が絡んでいると考えるからです。
ホント迷惑な存在ですね、機関は。
でも尻馬に乗って儲けている一般投資家がいるのも事実ですね。

国内のFX会社

国内のFX会社は殆どがDD方式をとっています。
株式で言うと、東証の銘柄は証券会社経由で東証まで売り買いの注文が行きます。
ところがDD方式を取るFX会社の場合、必ずしも株式の東証にあたるインターバンクまで注文が達しているというわけではないのです。
FX会社では顧客の注文を自分の手元で留めておくことが許されています。
その代わり顧客に損益が出た場合、その会社が損も得も社内で処理することになります。

これを見た時、あることがわかってきます。
日本のFX会社の中には、顧客が損をしたらそのまま会社の得になる会社がある。
逆に、顧客が得をしたときに会社が損をかぶっているケースがある。
そして会社側は客を選ぶ権利があるということです。
純粋にスプレッドの差益だけが収入源になっているわけではない会社が結構あるのが理解できるでしょう。
そういうのが嫌な人はインターバンク直結のNDD方式をとっている会社の商品を選ぶのが良いでしょう。

空売りにも種類がある

空売りは「この銘柄の相場が下がる」と言う時に便利ですが、空売りできる銘柄とそうでない銘柄があります。

普通、信用取引と言った場合「日証金」など公に近い機関が扱っている「制度信用取引」を指します。
これはどの証券会社でもほぼ扱っていますね。
ところが株の掲示板などを見ていると、日証金で貸していない「非賃借銘柄」でも空売りした!と言っている人がいます。

これは「一般信用取引」を使っているのですね。
一般信用は証券会社で所持している株を私的に貸してくれる感じになります。
このため制度信用よりも手数料は高い場合が多いです。
これをやっている会社とやっていない会社があるのですね。
証券会社を選ぶファクターの一つとして一般信用をやっているかどうかというのも入れておいたほうがいいかもしれません。

何しろ、いわゆる機関投資家というのは個人投資家が空売りできない銘柄でも平気で空売りしてきますからね。
だいたいバックに大きな銀行がついていて、そこから貸株を借り受け売り浴びせてくるわけです。
個人は空売りしたくても売れないので下がるのがわかっていても棒立ちするしかないです。
これを実感すると不利な戦いやってるなーと毎回思うわけです。
株をやるならある程度の有利な状況を作りだしてからの方がいいです。
どんな状況でも対応できるような最低限の。

株での制約

株にはいろいろなルールがあると書きました。
株は安い時に買い、高い時に売る。差益を狙う投機家の最も基本的な原則だと思います。
ところが高い時に売って安い時に買い戻しても利益は出ます。
自分が持っていない株を売って買い戻すことができます。これを空売りといいますが。

空売りは証券会社の信用口座を持っていないとできません。
信用口座の開設には審査があり、ある程度の経験と資金がないとこれは開けないことになっています。
つまりここでも制約ができてくるのです。

個人的には買い→売りの一方通行だけでも十分戦えると思うのですが。
例えば自分が買った株が予想に反して下がり始めた。
こういう時に同時に空売りをして両建てをすると言うテクニックがあります。
こうしておけばいくら下がっても損はしないのです(利益も出ないですが)

同時に決済して逃げてもいいし、下がりトレンドが続くようなら空売りのほうだけ残せばいいのです。

信用がなくて困るのが、相場が下がり基調で売りでないと儲からない場合ですね。
上手な人は売り目線の人が多い気がします。
特に今年の8月以降、中国ショックがあってから。買い目線の人は大損してる気がしますね。




FX、お前もか(注意したほうがよい事柄)

前の投稿でFXは株よりフェアだと書きました。
ところがFXでも「やられたよ!」と言う事件がありました。
それは「指値注文」のことです。

私は取引中でもよく席を外すので指値注文というのが便利でよく使っています。
FXは夜間でも場が開いているので、寝たとしても指値を使っていれば自動で売買してもらえます。

その日も何の気なしに買いポジションを置き、指値を指してそのまま寝てしまいました。
ちょうどその日はアメリカで利上げの発表があった時で、私が寝た後すごく値が上がり
朝にはUSD/JPYで123.5をつけていました。
買い注文は122.0ぐらいで指値決済122.8ぐらいにしたはずです。



ところが昼ごろに私のポジションを見たらまだ所持しているのです。
えらく驚き、発注履歴を確認したら、「6:59 発注取消」となっています。



「取り消した覚えなんか無いのに!」すごく焦りました。
なぜならUSD/JPYはすでに121.5ぐらいに急落していましたから。

いろいろ考えた結果理由がわかりました。
「当日指定の指値は私が使っている会社では7:00が切れ目になって失効する」
つまりFXでは1日の切れ目は朝なのです。(会社によって違うようです、ご確認ください)
私は1日の切れ目は当然0:00と考えていましたのでこれはやられたと思いました。
それ以降、私は指値を使うときは無期限を使うことにしました・・・。

この頃FXをやっているのですが

えんためねっとなどを経由してFX口座を作りキャッシュバックをもらう事ができます。
2016年1月からはマイナンバーがこの口座作成に必要で、口座を年内に作った人は
2018年ごろまでにマイナンバーを業者に通知する必要があると聞いています。

そのため、情報漏えいなどを気にする方は2015年の年内に口座を作ってしまおう
使ってみて気に入った口座以外の会社については、2018年までに閉鎖するかどうか決めればいいや。
そんな感じで駆け込み需要があるようです。

FXとはどんなもんなんだろう、株はやっているけど株とはどの程度リスクの面で違うんだろう
そんなことを考えながら口座開設してみました。

案外FXの取引自体は簡単で、むしろ株よりフェアかもしれません。
株にはいろいろ複雑なルールがあります。
例えば株ごとに単元というものが決められていて、1株が500円だとしても普通500円では買えないのです。
1単元が100株なら、100株単位での取引になります。つまり500円なら50000円必要になります。

1000株単位の会社もあって、その場合なら50万円になりますね。気軽に買える価格ではないです。
例外として証券会社ごとにワン株ですとかミニ株とかそういう物があります。
これは1株から買えたりできますが、証券市場が開いている日中に発注しても実際に購入できるのは
市場が閉じた後だったり、次の日の市場が開く時だったりします。

これだとリアルタイムに取引したい人には向かないことになりますね。この点でハンデを背負うことになっています。
急な暴落があったときにすぐ売りたい。場が閉じた時の取引だったりすると後の祭りだったりします。
また急騰したときも騰がりきってから購入ということになるかも。

株の場合、資金が低い人にはいろいろ厳しいルールがあるのです。
(FXにもありますが株よりは制約が少ないと思います)