セブン銀行は現在空売り機関の大量空売りに遭っています。
AQR CAPITAL ... 0.51%
モルガン・スタンレー ... 0.83%
メリルリンチ ... 2.75%
合計 4.09%
ところで去年の9月末の時点での大株主は以下のようになっています。
ステート・ストリートの2.53%はメリル単独で空売りしていた時から使っていた(のではないか)と考えられる貸株元で、これは現在2.1%前後しか所持していないのではないかと思います。その理由は、昨年末までメリルは2.1%前後で買ったり売ったりを繰り返しており、これ以上空売りの追加ができなかったので揺さぶるしか方法がなかったと考えられます。
ところが1月に入った途端にAQRが0.51%、モルスタが0.83%、メリルが2.75%まで空売り額を伸ばしています。これは新たに貸株機関が増えたものと考えられます。
大体増えた貸株の量はおよそ2.1%から4.1%の2%程度で、これは三井住友銀とJPモルガン・チェースの保有株式2.45%程度の範囲内に収まります。
ここで少し気になるのが過去にセブン銀行のレーティングを行ったSMBC日興の動向です。
SMBC日興は御存知の通り三井住友(SMBC)系の証券会社です。レーティングを行う会社というのは必ず思惑がありまして、レーティングを下げた場合安く買いたいという意思があることが多いのです。
つまり三井住友銀行が株を増やすために11月初旬にレーティングを下げ、買い付けが終わったので12月末にレーティングを上げたとも考えられます。そうすると三井住友の持ち株数は増えている可能性もあります。三井住友が株式を増やしているなら、ここ単独で貸株をしていることも考えられます。
都合2%という鬼のような量を追加空売りしていた3社にもかかわらず、株価がそれほど暴落していないのは、大量保有してしまった三井住友が買い支えたのではないかという見方もできます。そうだとしたら更に三井住友の持ち株数は増えているはずです。
あるいはマシューズアジア単独で貸株をしている可能性もありますね。
このあたりは新しい大株主データが出てこないとなんとも特定できません。
0 件のコメント:
コメントを投稿